こんにちは!ヒカリナ学生インターンの町山です。
ここ数年で国内外の様々なアプリがリリースされたり、新たな機能が追加されたりと、投資アプリ業界は目まぐるしい変化を遂げています。
その中でも、今回は昨年(2023年)7月の記事でも紹介した投資アプリ「moomoo」、「Webull」、「woodstock」、「Bloomo」の最近の動向をご紹介します。
moomoo
- 22年10月 日本でのサービス提供開始
- 23年9月 米国株取引サービス開始、10月からは米国株の24時間取引サービス開始
- 24年1月 新NISA取り扱い開始
- 24年3月 日本株取引サービス全面開始
次に紹介する「moomoo」は、中国企業Futuホールディングスを親会社とする金融情報アプリです。
22年10月に日本進出を果たし、高度な金融情報や、手数料の安さ、米国株の24時間取引などで話題を集めてきました。
日本進出当初はデモ取引のみの提供でしたが、現在は米国株と日本株の取引が解禁されています。
また、現在は米国株・ETF、日本株を対象に新NISA・成長投資枠の取り扱いも開始されました。
もともと手数料の安さが強みのひとつであるmoomooですが、日本株は手数料無料、NISA口座では米国株も手数料無料と、さらに手頃な価格で株式投資ができるようになっています。
他にも、他社投資情報サービスとの連携やUIの改善など、様々に進化を遂げており、今後の動向にも期待が高まります。
Webull
- 23年4月 日本でのサービス提供開始
- 23年6月 日本株の提供開始
- 23年7月 米国株オプションの提供開始
- 24年4月 米国株の24時間取引サービス提供開始
「Webull」は分析ツールやリアルタイム取引に優れた米国発の投資アプリです。
23年4月に日本進出を果たし、取引時間の長さやや視認性に優れたリアルタイム板情報、テクニカル分析チャートなどで人気を博して来ました。
日本でのサービス開始当初は米国株とETFのみの提供でしたが、現在は日本株(ETF・ETB・REITを含む東京証券取引所の上場銘柄)および米国株オプションも取り扱っています。
米国株オプションでは、個別株の他、国内で初めてSPX、VIX、NDXなどの株価指数の取引も可能にしています。
また、米国株については24時間のリアルタイム取引が可能になりました。
銘柄数も約7000と多く、米国株24時間取引サービスの代表格だったmoomooと並ぶ形になります。
強みである米国株取引を伸ばしつつサービスの幅も広げているといった印象で、こちらも今後の動きが気になるアプリです。
woodstock.club
- 23年1月 サービス提供開始
- 23年2月 560以上の銘柄が取引可能に
- 23年6月 新機能の追加(ライブトレード機能・みんなのランキングなど)
ここまで紹介したアプリとは異なり、「woodstock.club」は国内産のアプリです。
SNSと投資取引を融合させた日本初の「SNS型投資アプリ」で、取引だけでなく、投資に関するつぶやきやポートフォリオなどのシェアができます。
また、取り扱っている米国株・ETFも豊富で、取引面でも魅力的なアプリと言えます。
もともと500以上の銘柄が扱われていましたが、徐々にその数を拡大し、現在では600以上の銘柄が取引可能となっています。
SNS機能の良さは楽しさだけではなく、他のユーザーの関心・取引から投資のトレンドを掴んだり、他のユーザーと自分の投資状況を比較できることにもあります。
新機能の追加で、他のユーザーが売買している銘柄や公開ポートフォリオのランキングが見られるようになったりと、こうした強みがさらに生かされる形になりました。
woodstock.club「つながる」という投資の楽しみ方を提供してくれる、新しいアプリです。
国内スタートアップということもあり、どのような成長を遂げていくのか個人的に楽しみに思います。
Bloomo
- 24年 2月 ウェイトリスト登録者に限定先行リリース開始
- 24年 3月 コピー可能な公式ポートフォリオを10種類追加
最後に紹介する「Bloomo」は長期資産形成向けの米国株・ETF投資アプリです。
こちらも日本発のスタートアップ企業によるアプリで、現在は正式リリースに向け、ウェイトリスト登録者を対象に全サービスが提供されています。
*追記:5月21日に正式リリースされ、App StoreやGoogle Playでのダウンロードが可能になりました。
特徴的な機能としては、自動投資やリバランスの他、「ポートフォリオのコピー機能」が挙げられます。
Bloomoでは他のユーザーや有名投資家のポートフォリオ、テーマごとに作成されたポートフォリオのサンプルをコピーしてそのまま使うことができます。
公式ポートフォリオは、テクノロジー銘柄を集めたもの、高配当の銘柄で構成されたもの、人気銘柄を集めたものなど、徐々に種類の幅が広がっています。
woodstock.club同様、ユーザーのアクティブな利用が重要なアプリだけに、一般公開が待ち遠しいアプリです。
まとめ
今回は注目の投資アプリの最近の動向についてまとめました。
どれも自身の強みを活かしつつサービスの幅を広げており、さらに魅力的なサービスへと進化を遂げています。
引き続き、各サービスの今後の展望に注目していきたいと思います。