はじめまして!ヒカリナ学生インターンの福永です。
今回は、新しい投資アプリをまとめてご紹介します。
最近では大手の証券会社だけでなく、ベンチャー企業や海外企業が投資アプリをリリースしています。 新しい投資体験を提供するアプリはどんなものがあるのか、注目の投資サービスを4つご紹介します。
Webull
「Webull(ウィブル)」は、分析ツールやリアルタイム取引が優れている投資アプリです。
2018年にアメリカでリリースされ、2023年4月に日本でも使えるようになりました。 現在は米株やETFが取引でき、端株での買付も可能です。 2023年半ばには日本株、年内に中国A株や香港株の提供も予定されています。
Webullはテクノロジーを用いて高度な金融ツールを提供しています。 例えば、リアルタイム板情報では売り・買いで合計50本閲覧できます。 板情報の上の折れ線グラフは上下50本の気配値レベルの数量を表示しており、需給関係を視覚的に把握することができます。
他にも、テクニカル分析ではチャート上に相場の勢いや、配当・決算などのイベントを表示しています。複数の手法の分析結果を表示しているため、取引の参考になりそうです。
取引可能時間が長いのもWebullの特徴の一つです。 米国株式は24時間注文可能で、16時間リアルタイム取引可能です。
moomoo
「moomoo(ムームー)」は、米国発の次世代金融情報アプリです。 世界200ヶ国と地域、1900万人以上の方に利用されおり、2022年10月に日本でも使えるようになりました。2023年5月1日現在はデモ取引のみで、実際の取引はできません。
一般的にはプロ投資家でないとアクセスできない様々な金融・投資情報に、誰もがアクセスできるよう様々な機能が提供されています。
例えば、プロ投資家が見ている情報や板情報、高度なスクリーニング機能を提供しています。 機関投資家の持ち株比率や空売りデータを確認でき、上級者向けに市場判断に役立つ情報を提供しています。 板情報は米国株式上下60本の気配値を表示可能で、更新は0.3秒で行われます。 スクリーニング機能は、選択項目が豊富で、条件を細かく設定して調べることができます。 PERなどのファンダメンタルズ分析だけでなく、テクニカル分析やアナリスト評価で絞り込むことができます。
moomooは投資教育にも力を入れており、初心者向けの学習コンテンツやデモ取引機能を提供しています。 学習コンテンツでは基礎的な内容から、オプション取引などの難易度の高い情報まで順に学べるようになっています。 デモ取引では投資トレーニングができるよう、本番さながらの買付画面やポートフォリオが利用できます。同じくデモ取引をしているユーザーのコピートレード機能もあります。
woodstock.club
「woodstock.club(ウッドストック)」は、日本初のSNS型投資アプリです。 2023年1月にリリースされた日本のアプリで、SNS機能と投資機能を提供しています。
SNS機能では、ユーザー同士でポートフォリオシェアしたり、Twitterのようなソーシャルなやり取りをすることができます。 他の人のポートフォリオを見たり、投資の話をしたり、新たな銘柄を発見することができ、取引時の参考になりそうですね。
投資機能では、1,000円から米国株やETFの取引ができます。
成行注文で購入可能で、取引手数料は無料です。
ドルの買付は自動的に行われ、取引ごとに為替手数料(約定時の為替レートの1%)がかかります。
※現在の最低投資額はさらに低く、200円から投資可能です。(2024年8月追記)
Bloomo
「Bloomo(ブルーモ)」は、長期資産形成に特化した投資アプリです。 2023年夏頃に日本でリリースされる予定で、長期投資を自動化するサービスを開発中とのことです。
今この時代に求められている新しい金融インフラを作り、これまで「政府のもの」「専門家のもの」と思われていた投資を「みんなのもの」にすることを目指しています。
長期目線で投資にかける時間も短い「新しい個人投資家」をターゲットに、「使い易い長期投資のインターフェース」と「無理なく金融リテラシーを身に付けられる仕組み」を備えたプロダクトを提供する予定です。
提供予定の機能は自動投資、コピートレード、SNS機能などです。 自動投資機能は、ユーザーが自分の好きな米国株やETFを選び、配分を設定することでオリジナルポートフォリオを作成できます。 口座に入金すると、決めた配分に従って自動的に買付が行われます。 コピートレード機能は、他のユーザーや著名投資家のポートフォリオをコピーできます。 またSNS機能では、アプリ内でユーザー同士が意見交換できるようにする予定です。
まとめ
今回は、新しい投資アプリを見てきました。
上級者向けの高度な金融ツールや、初心者向けの投資教育コンテンツ、Z世代向けのSNS型で投資をシェアできる機能など、様々なユーザーに向けた新しい機能が見られました。
まだリリース前のアプリや新機能追加の予定のアプリもあるので、どんな機能が追加され、どんな投資体験ができるのか楽しみです。