自社のWebサイトにノーコードツールSTUDIOを採用したい!と思ったときに気になる疑問点をまとめました。
新規のWebサイトはもちろん、リニューアルやWordPressから移行の際に当社でもよく質問・相談される点をピックアップしています!
STUDIOは日々アップデートして機能が追加されているので、以前は何かがネックで採用を見送った場合でも、今なら解消されているかもしれませんので、ぜひご参照ください!
サーバー設定・ドメイン関連の疑問
現在のドメインは移行できますか?
はい、STUDIOサイトに移行できます。STUDIOでは独自ドメインを使用することが可能です。(無料プランを除く)
ただし特定のディレクトリ配下のみSTUDIOにすることや、STUDIOで使用しているドメインの配下にSTUDIO以外のサイトを置くことはできません。*1
移行の際にダウンタイムが発生します。DNSサーバー側の設定・仕様次第で、2〜48時間とアナウンスされている場合が多いですが、正確な時間はご利用のサービス側への確認が必要です。
またSTUDIOでのTLS証明書発行(平均3〜4時間)にも時間がかかります。こちらは新規ドメインの場合でも発生する時間です。混雑時などは平均時より長くかかることがあります。
証明書発行にかかる時間が時と場合によるので日時を特定したWebサイトの公開は避けるのが良いでしょう。
*1 大規模サイト向けのSTUDIOのEnterpriseプランなら対応が可能な場合があります。
Enterpriseプランについて
サーバーの設定などは必要でしょうか?
サーバー設定、保守、管理などはSTUDIOの月額利用料に含まれておりますので、別途サーバー代はかかりません。
また、社内や外注でサーバーおよびシステム管理者は不要なのも大きなメリットと言えるでしょう。
STUDIO公式サイトでは99.9%の安定稼働を謳っています。頼もしいですね。
現在使っているサーバーは解約できますか?
Webサイトのみでご利用している場合は、移行後にエックスサーバーなどのレンタルサーバーは解約が可能です。
ただし、メールサーバーとしてご利用している場合は解約できません。
テスト環境について
ライブプレビューの機能で公開前に内容を確認することが可能です。ただしライブプレビューでは一部動作しない機能があります。
またライブプレビューはパスワード保護できないため、URLを知っている人なら誰でも閲覧することが可能です。
セキュリティ関連の疑問
セキュリティ対策などはされているのでしょうか?
STUDIOでは独自ドメイン、サブドメインにSSLが自動で適用されます。他にもWebサイト、CMSデータ、フォームデータ、プロジェクトについてセキュリティに対する取り組みがなされています。
・Webサイト
無料で提供されるSSL/TLSによって常時暗号化されており、悪意のある第三者によるデータの改ざんやなりすまし、通信内容の漏洩を防ぎます。
・フォーム
機密性の高い情報は暗号化され保管されています。万一、悪意のある第三者が盗み見ようとしても、解読されないようになっています。
フォームで送信されたデータへのアクセスは、STUDIO上のログイン情報が必須になっており、データを閲覧するユーザーの権限を設定することができます(プランによる)。
フォームの送信については、Google reCAPTCHAを利用することで、botなどによる悪質なアクセスからWebサイトを守ることができます。
またフォームで送信された情報を、STUDIOのプロジェクトに残さないということも可能です。
自社のセキュリティ基準をクリアしてるか確認できるでしょうか?
STUDIOの導入検討に際して、自社のセキュリティ基準と照合できるようなチェックリスト、チェックシートが公開されています。
クラウドサービスレベルのチェックリスト
安全なウェブサイトの作り方セキュリティ実装チェックリスト また有料とはなりますが、独自のセキュリティチェックシートに回答してもらうことも可能なようです。
セキュリティチェックについて
パスワード設定
サイト全体にパスワード設定をかけることができます。パスワード入力ページも自由なデザインが可能です。
ただし一部のページのみにパスワード設定をかけることができません。
またプレビュー環境ではパスワード設定が機能しないのも要注意です。
SEO対策やWebアクセシビリティの疑問
SEO対策はされるのでしょうか?
STUDIO側でサーチコンソールとの連携や、HTMLのタグなどSEO対策が可能な機能が用意されています。当社でもSEO対策を意識したコンテンツ制作を行なっています。
以前はできなかった301リダイレクトも対応され、他のプラットフォームからの乗り換えもしやすくなりました。
詳しくはこちら
Webアクセシビリティ対策はできるのでしょうか?
メールフォームやレスポンシブの表現をはじめアクセシビリティに対応できるような設定が用意されており、問題なく対応できると思います。
STUDIOサイトではアクセシビリティに言及した特設ページや記事も多くあります。
力を入れていることがわかりますね。
STUDIOアクセシビリティページ
STUDIO 記事
WordPressからの乗り換え、CMSの疑問
現在WordPressですが移行は可能でしょうか?
WordPressからのエクスポートファイルをSTUDIOにインポートすることが可能です。
通常の投稿記事、タグ、カテゴリーメディア画像などを移行することが可能です。
ただし、インポートに対応していないデータもあり、全てを移行できるわけではありません。
詳しくはこちら
検索機能は使えますか?
CMSのアイテム内限定ですが、サイト内検索が利用可能です。
STUDIOのプロジェクトのユーザー権限はどうなっていますか?
プランによって異なりますが、CMS前提の話なのでCMSプランとビジネスプランについての権限で紹介します。
権限は「オーナー、お支払いオーナー、編集者、ライター」と4つあり、編集者については、フォームのダッシュボード操作についての制限が選択できます。また、もちろん複数のユーザーで共同編集が可能です。
WordPressの権限とは異なる部分も多いため、WordPressで投稿者、寄稿者、購読者権限を厳密に管理していたWebサイトは注意が必要です。
拡張性の高いところが魅力のWordPressですが、Webサイトをリリースして制作会社や開発会社から自社の運用に入った後に、プラグインの管理やサーバーの管理などが負担になっていたり、できなくなってしまっている企業さんも多いかと思います。
STUDIOの場合はこの辺りを気にせず運用できるので、本来の業務に集中できるのが嬉しいですね。
フォームやSNS連携など機能面での疑問
フォーム
STUDIOはフォームの機能を有しており、お問い合わせフォームなどを設置することが可能です。
自動返信機能はZapierという外部機能を使うことで実現が可能です。
また、GoogleフォームやSELECTTYPE(予約フォーム)などの外部フォームはiframeを使い埋め込むことが可能です。
SNS、外部連携
STUDIOには様々な外部サービスとの連携機能が用意されています。
XやYoutube、Googlemapなどのコンテンツを埋め込むことが可能です。Instagramは外部サービスを使う必要がありますが(無料では表現に制限あり)埋め込み可能です。
またnoteをはじめ、RSS機能が提供されているサービスでは記事をSTUDIOサイトに表示させることが可能です。
Notion、microCMS、AirtableなどのサービスはAPI連携が可能で、様々なデータをSTUDIO上で公開することが可能です。
デザインなどの表現での疑問
アニメーション
アニメーションの設定項目も用意されています。スクラッチ開発ほど自由に・・・とはいきませんが、Webサイトにあった雰囲気やリッチな表現が可能です。また、設定もしやすく、開発にかかる工数が抑えられると思います。
Starterプラン以上であれば、カスタムコードを利用することができるので、STUDIO機能にない表現も可能です!
アコーディオン
トグル機能を使うことで、アコーディオンの表現が可能です。
またトグル機能はドロップダウンメニューにも利用できます。
カルーセル
以前はCMSでしか使用できなかったカルーセルですが、現在はCMSに限らず使用することが可能です。
よくある、写真やロゴの無限ループのアニメーションもこの機能を使って表現可能です。
STUDIOでのWebサイト制作もご相談ください
株式会社ヒカリナはSTUDIO エキスパート加盟 制作会社です。
当社ではSTUDIOでのWebサイト制作業務を行なっています。また、STUDIO導入にあたって不明な点がありましたらオンライン相談を受け付けていますのでお気軽にご連絡ください。
STUDIO WEBサイト制作サービス