はじめに
こんにちは!HIKARINA学生インターンの町山莉緒です。
近頃、AIを活用した投資ツールや金融サービスが増えてきています。
そこで今回は、AIやフィンテック分野が進んでいる海外発の、AIを活用した投資ツールのサービス内容と料金プランについて紹介していきたいと思います。
Magnifi
公式HP:https://magnifi.com/
サービス内容
Magnifiは、複数口座にまたがるポートフォリオの管理を手伝ってくれるチャットAI投資サービスです。
RobinhoodやSchwab、E*Tradeなどの証券アプリとの連携に対応しています。
例えば、チャットAIに質問を投げかけると、全体でいくら手数料を払っているか、特定の銘柄をいくら保有しているか、評価額がどのように推移しているかなどを、文字やグラフで回答してくれます。
料金プラン
月額$14または年額$121のサブスク制を取っています。
Trade Ideas
公式HP:https://www.trade-ideas.com/
サービス内容
Trade Ideasは様々な投資ツールを提供する銘柄スキャン・チャートプラットフォームです。
受賞経験のある株式スクリーナーや、リアルタイム更新の情報を用いて取引戦略を試せるシミュレーターなどで、高く評価されています。
AIを活用した機能としては、バーチャルトレードアシスタント・Holly AIが提供されています。
Holly AIは売付・買付価格などの情報をもとに毎晩行われるバックテストをもとに投資戦略を決定し、最適な投資戦略を提案してくれる機能です。
料金プラン
機能の一部を使えるフリープランの他、2種類の有料プラン(安いものからスタンダードプラン、プレミアムプラン)を提供しています。
特に、先ほど紹介したHolly AIを使用するにはプレミアムプランへの加入が必要になります。
Stock Hero
サービス内容
Stock Heroは、株取引ボットを選ぶだけで利用できる株取引ボットプラットフォームです。
コーディング不要で利用でき、初心者から経験豊富なトレーダーまであらゆる取引スタイルに対応するボットを提供しています。
AIを用いている機能には、金融に関する質問に答えてくれるチャットAIが挙げられます。
ユーザーにパーソナライズされた回答が得られ、初心者でも簡単に利用できるようになっています。
料金プラン
3つの有料プラン(安いものからライト、プレミアム、プロフェッショナル)が提供されています。
チャットAI機能が使えるのはプレミアムとプロフェッショナルのみです。
Tickeron
サービス内容
Tickeronは、AIを活用した様々なサービスを提供する投資プラットフォームです。
中でもAIを活用した投資取引bot「AIロボット」では、100以上のアイデアからAIが戦略を選び、投資取引を自動化することができます。
また、トレンド予測エンジンでは今後1週間または1ヶ月間の株価変動予測を、パターン・サーチ・エンジンでは特定銘柄のパターンを、AIが教えてくれます。
料金プラン
ユーザーがカスタマイズ可能な4つの有料プラン(安いものからBeginner、Intermediate One、Intermediate Two、Expert)を提供しています。
ここで紹介したAI投資機能を選択できるのはIntermediate One以上のプランになります。
Signm
公式HP:https://signm.io/
サービス内容
SignmはCo-pilotを活用し、ニュースやSNSから株式市場の動向を示してくれるサービスです。
CNN、Forbesなどの記事やSNS投稿から株の値動きに関わる情報を抽出・分析し、トレンドの銘柄やセンチメントスコアを判断します。
「センチメントスコア」は買い・売り気配の指標となるもので、ネガティブ・ポジティブな投稿を判断する機械学習アルゴリズムによって計算されます。
料金プラン
一か月あたり$59のサブスク制となっています。
Kavout
公式HP:https://www.kavout.com/about-us/
サービス内容
KavoutはAIを活用した投資・金融プラットフォームです。
投資家やクオンツなど向けの様々な機能が提供されていますが、米国株投資向けには「Portofolio Toolbox」が用意されています。
これにはポートフォリオを作成してくれる「Portofolio Builder」、既存のポートフォリオを分析してくれる「Portofolio Diagnosis」、様々な条件で銘柄スクリーニングができる「Multi-factor Screener」が含まれています。
料金プラン
こちらもサブスク制をとっており、月額$49です。
まとめ
今回は、海外のAI投資ツールのサービス内容と料金プランについて紹介してきました。
各社様々なサービスを展開しており、料金プランについても特徴がみられるものもありました。
AIと投資・金融を掛け合わせたツールは、今後さらに発展していくと思います。
国内サービスの展開を考えるためにも、海外でどのようなAI投資・金融サービスがあるのか注視していきたいですね。