#Web戦術策定

旅行予約サイトの競合サイト比較分析

Client
大手旅行会社様
Year
2016.10
Role
競合サイト分析
戦術策定
Description
旅行予約サイト全面リニューアルプロジェクトにおいて、スマホサイトのUIや情報設計などを中心とした競合サイト比較分析を行いました。
当社のパートは競合サイト分析でしたが、アクセス解析チームへの調査視点の提供や、ユーザーリサーチチームの調査設計のサポートもあわせて行いました。

現状の課題抽出が目的ではなくリニューアルに向けた競合比較分析

今回はリニューアルの方向性を提示することが目的であるため、単純に競合サイトを比較して情報・機能の有無やサイト構造の違いを列挙するようなやり方ではなく、設計時に役立つアウトプットとなるよう調査・分析を行いました。

調査担当がユーザーの利用文脈ごとにサイトを使っていくウォークスルー調査の手法により、競合サイトも含めて調査を行い、競合サービスの考え方・狙いとユーザーの行動の想定を分析・整理するやり方で行いました。

ユーザーの利用文脈ごとに競合サイトを調査

これまで旅行サイトの分析業務や構築業務を多数対応してきたことからインプットは十分にありましたのですぐに調査設計を行いました。

以下のようなユーザーの利用シーンを設定し、各サイトをユーザーの行動や思考の流れを想定しながら見ていきました。

  • ・日付が決まってる、決まってない(これから日程調整)
  • ・行き先が決まってる決まっていない
  • ・宿泊先の場所が決まってる決まってない
  • ・宿泊施設が決まってる決まってない
  • ・検討初期段階、中期、申し込み時
  • ・個人利用、二人利用、ファミリー利用

その状況のユーザーにできるだけなりきって利用シーンをイメージすることで、見え方も大きく変わり気づきを得やすくなります。

競合サービスの情報設計、UIを比較

ウォークスルー調査とは別に、競合サイトの情報設計、UIの比較・分析も行いました。
競合各社を比較することで考え方や狙いの違いが見えてきますが、それらの考え方の違いによりどういった成果が見込めるか、あるいは課題となり得るかを検討することが有効です。

例えば、今回の案件では各社の入力フローと画面構成に大きな考え方(システム的なものも含め)の違いがありました。
画面の分割方法、宿とプランの扱い、検索と絞り込みに対する考え方、乗物の選択タイミング、会員登録/認証を挟むタイミングなどに各社大きな違いがありました。各社の狙いやそれらがユーザーの行動にどう影響を与えるかの仮説とともに整理しました。

また、商品検索のUIについてはちょっとしたUIの違い、項目の整理の仕方によって印象が大きく変わりますのでその点も競合サイトの状況を細かく比較し、有効と思われる点、マイナスと思われる点を言語化し整理しました。

サイト設計時に活用できる分析内容

今回はリニューアルに向けての競合サイト分析でしたので、サイト設計時にも具体的に活用できる内容を心がけました。

競合他社のサービスがユーザーに対してどのようなコミュニケーションをして、どう成果を得ようとしているか、どうドロップを防ごうとしているか、そして実際どんな成果が得られているかを想像することは有効だと思います。

競合他社のサービスの状況を、考え方・狙いとユーザーの行動の想定と共に整理することで、自社サービスが何を狙いどうかたちにすべきかを考える際の有効なヒントになります。

Planning,Research,Analysis
大塚 啓二
Research,Analysis
宮地 恵子

当社の実績に興味を持っていただける方のご連絡をお待ちしています。