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採用サイト制作の流れや考え方をご紹介いたします。
採用サイト制作で重要なことは、その会社の特徴や目指すことなどを的確に伝えることだと考えます。そして、それらがしかるべき人に的確に伝わり、共感する人が寄ってくる流れをつくることだと考えています。
そのためには、届ける情報の質がカギとなりますが、その会社にあるものをうまく引き出してあげたり、見えにくい良さや、従業員の皆さまも気がつきにくい良さなどもうまく浮かび上がらせて具体化することが重要です。
組織の雰囲気、仕事をしている場の空気感、人と人との関係が伝わるようなコンテンツ設計・コミュニケーション設計を行い、制作します。
採用サイト制作の基本的な流れは以下のような流れとなります。
01
状況把握
02
従業員へのヒアリング
03
コンテンツ設計
04
デザイン設計
05
Web制作
状況把握
採用サイト制作にあたって、まずは、会社のビジネス面での課題や方向性を把握します。会社がどういうステージにあるのか、ビジネスの向かう方向はどこなのか、と言った点からお話を伺っていきます。
その上で、採用面での課題、現状獲得できている人材像、今後獲得したい人材像などの今後の採用の方向性を伺います。
従業員へのヒアリング
従業員に対して、採用年次ごとにグループインタビューを行います。
就職活動全般について伺います。同社に興味を見たきっかけや、説明会や面談後の印象、その後の入社に至るまでのプロセスについて伺います。 入社後の印象や、入社してみて初めて分かったことも伺います。
また、自分の会社の強みや特徴だと思える部分も聴き出します。
事業やサービス面の強みや特徴だけでなく、働く場や組織としての強みなども聴き出します。
さらには、同社を就職時の候補としながらも、選択しなかった層にヒアリングを行う場合もあります。
同社のことがどう見えていて、どう判断したのかを聴き出します。
これらの素材はコンテンツ設計・制作時の素材としても使うことになりますので、ヒアリングを通してコンテンツ設計についても考えます。
コンテンツ設計
全体として、どういったことが、どう伝わると良いかを設計します。
その上で、伝えたいことを、どこでどう伝えるかを設計していきます。
サイトマップのようなものを先につくるような考えではなくて、伝えたいことを整理してそれをどのページ、どの部分に盛り込むかを設計していきます。
特に従業員のインタビューページについては、様々な役割を担うことになるため時間をかけて設計します。誰にどの部分の話を語っていただくか、綿密に設計します。
デザイン設計
採用サイトではスマホサイトでの閲覧が多くデザインの印象は写真に左右される部分が大きいため、インタビューページの写真などのフォトディレクションに力を入れます。写真の印象や果たすべき役割を決めた上で、撮影を行います。
撮影後、サイトのデザインを設計・制作していきます。精度の高いワイヤーというか仮のデザインで全体を設計していきますが、デザインが入った状態で検討する方がイメージが湧きやすく、早い段階での調整が可能となります。
正式なデザインは別途設計・制作しておき、プロジェクトの進行具合を見て、全体に反映するかたちをとります。
コンテンツについては、こちらから先にタタキをお出しするコンテンツと、クライアント側でコンテンツの素材を用意していただくものとそれぞれありますが、双方でやりとりをしながら仕上げていきます。
Web制作
正式なデザインを使い、各ページのデザインを制作していきます。
正式なデザインが決定したら、HTMLの基本設計を行います。主要画面のHTMLができたら、挙動の確認などを行います。
クライアントの内容確認段階に入ったら、アニメーションやインタラクションの実装を行います。
ちょっとした操作感や表示の仕方によって、体感、使用感が変わります。
採用サイトの場合は、過度な演出は好まれない傾向もありますので、デザイン性を高める目的ではなく、使用感を向上する目的であったり、目立たせたい部分に目を行かせるために用います。
以上、採用サイト制作の流れをご紹介しました。
採用サイトは、会社の実態が伝わるサイトでもありますので、会社の質の部分を伝えるコーポレートサイトとも言えます。会社全体、そこで働く人の雰囲気がサービスの空気感をつくりあげていくものだと思いますので、採用だけが目的ではなく、コーポレートサイトの役割も担うと考えます。