分析の流れとしましては、アクセスデータ、簡易なアンケート調査、クライアントインタビューから、ユーザー層やユーザーがサイトに求めることを想定し、大まかなペルソナとして設定した上で、ヒューリスティック分析、競合分析と進めてまいりました。
クライアントインタビューでは、ユーザーに何を提供していきたいと考えているか、目標と考えている点もお聞きしましたので、こちらも分析視点として含ませていただきました。Webサイトは、サービス提供企業とユーザーのコミュニケーションの場ですので、ユーザーサイドから考えるだけでなく、クライアントサイドの実現したいことや立ち位置などを把握しておくことは当然ながら重要です。

分析の軸としては、商品の比較のしやすさに対する課題、商品詳細から流入するユーザーに対する課題、商品を選べない人に対する課題、継続利用ユーザーの満足度向上、といった10個程度のテーマに分けて分析しましたが、自社のUIやページの構成の仕方やコンテンツ内容と、競合サイトのそれらを比較することでWebサイトの課題や改善の方向性を提示し、今後向かうべき方向性を提示いたしました。競合会社が自社と同じテーマ、課題に対して、どう向き合い、どういったかたちで解決しようとしているかを細かく分析することで、自社の施策検討に活かすことができますので有効です。

比較の仕方としては、競合会社の優れた例や独特な考え方をしている例などを上げ、それに対して状況整理とメリットデメリットなどの考察を加えていくものととなります。

比較と言っても単純な「ある」「なし」のチェックやお作法的・表面的なUIの比較ではなく、具体的な内容に踏み込んだものとなります。ユーザー属性やニーズに対し、良い点、そうでない点が想定できるようなものです。

また、競合会社の良い例が少なくユーザーの意見としても得にくい部分的な商品群の分析については、商品性やユーザーの理解状況からいくつかの考え方を想定し、できる限り具体的な考え方を提示させていただきました。

今回はスコープ外でしたので実際の施策検討には踏み込みませんでしたが、施策検討を行う際には、目標達成に対しての貢献度、改善度合いの見込み、実現にあたっての難易度などを照らし合わせて検討していきます。

今回、こちらからの提案で、エキスパートレビュー的なレポートを成果物とさせていただきましたが、アクセスデータも見つつ、他社の状況なども踏まえて課題やサイト改善の方向性を検討し方向性を検討していく分析のやり方は、コストパフォーマンスが良いと感じます。